2周繰り返すことの意義?!

スケール練習などの基礎練習や、徳永先生の「ポピュラークロマチックハーモニカ」テキストの例題など、4〜8小節の短いメロディの末尾に繰り返し記号が付いている(2周繰り返す)ことが多いと思います。

レッスンでこれらの課題を演奏していただくと、2周きっちり繰り返される方も多いのですが、中には毎回1周でやめてしまわれる方、逆に3周4周…と無限ループ(?!)される方もいらっしゃいます。
私の経験上、これらはあまりおすすめできません。

まず、1周でやめられる方は、かなりの高確率で2周目を演奏していただくとミスが出ます。
逆に、何度も繰り返される方は、何周も繰り返しているうちに感覚をつかもうとされる様なのですが、流れで何となく覚えてしまっておられて、一呼吸おいたあとに再度演奏していただくとだいたいミスが出ます。
(もしくは、音が濁ったりスッキリしない音になったり等正確性に欠ける演奏になります。)

個人的には、繰り返し記号(ここでは、「○times」などと書かれておらず2周のみのもの)はきっちり守り2周に留めておくことがおすすめです。
再度練習したい場合は1小節きっちりと待って(中途半端な数拍などではなくて)から、演奏を始めるのがよいかと思います。

何となく、おわかりいただけますでしょうか?!よろしければ参考になさってください。

注) レッスンに通われている方は、先生のご指導の下で練習に励んでください。独学の方におかれましても、あくまで参考とし、ご自身にあった方法で練習を進めてくださいますよう、お願いいたします。