「演奏を録音して聞いてみると、子どもっぽい演奏に聞こえるんです…」とおっしゃる生徒さんがよくいらっしゃいます。
そして、そうならないようにベンドやビブラートをいろんなところで用いたいということも、だいたいセットでおっしゃる方が大半です。

では、ベンドやビブラートといった奏法を用いれば、すぐに子どもっぽい演奏から脱却できるのでしょうか?
私はそのようには思っていません。
その生徒さんがおっしゃる”子どもっぽい演奏”に聞こえる原因は、奏法を使わないことではなく、1フレーズ内の音と音の間の隙間が長かったり(音価が十分伸ばせていない)、音の粒が揃っていない(吹き吸いで音量に差が出ているなど)、伸ばす音に意図しない揺れがあるというようなことが主な原因であることが多いと思っています。

これらは、普段からの心がけや基礎的な練習(スケール練習など)で、少し時間はかかりますが改善できると思います。
特に前者は重要で、日頃からお腹(腰)から音を出すことや、吹き吸いの切り替えをお腹ですることを意識し、音と音の間に隙間ができていないか、伸ばす音は揺れていないかなどをチェックしながら練習をすることが大事だと思います。
また、当ブログでこれまでに記してきたたくさんの基礎的なことを、常に守って演奏ができているかが問われるのではないかと思っています。

もし同じ様な悩みをお持ちの方がいらっしゃいましたら、奏法に走る前に基本的な音の出し方などを見直してみられてはいかがでしょうか。