短い音で鼻から息を抜く
吸い音が続くフレーズを演奏するときなどに、数少ない吹き音で一瞬だけ鼻からも一緒に息を抜くというブレスの方法があります。
初心者の方は、長めの音の一部で鼻からも一瞬だけ息を抜く方がやりやすいと考えられる方も多いようなのですが、短めの音でその音が鳴っている間いっしょに鼻からも息を抜く方がやりやすいと思います。
つまり、例えばBPM=100の楽曲のフレーズにおいて、八分音符の音を鳴らしている間に同じ音価分の長さでフッと鼻からも同時に息を出します。
仮にれが二分音符ですと、同じ長さの分鼻からも息を抜くと大抵は抜けすぎてしまうので、二分音符のうちの一部で一瞬鼻からも息を抜くことになります。この場合、その一瞬だけ鼻孔まで空気が行くことになり、ほんのわずかですが音色が変化します。
短い音で鳴っている一瞬の間で鼻から息を抜けば、途中で音色が変化することもありません。
本当に吸い音ばかり続くフレーズで選択の余地がない場合も多いのですが、もし鼻から息を抜くことのできる箇所が複数ある場合は、短めの音の方を選んでみてもよいかもしれませんし、私はある程度自然にそうしてみるみたいです。
ちなみに、長めの音を利用する場合、私は音の出し始めで一瞬だけ鼻から息を抜いていることが多いです。
もしよろしければ参考になさってください。
注) レッスンに通われている方は、先生のご指導の下で練習に励んでください。独学の方におかれましても、あくまで参考とし、ご自身にあった方法で練習を進めてくださいますよう、お願いいたします。
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