私がまだハーモニカを始める前に、男性と女性では普段の呼吸が違うと知り合いから聞きました。男性は普段から腹式呼吸ですが、女性は胸式呼吸なのだそう。
講師になってから、女性の方に低音が出にくかったり息の続きにくい方が多いのはそのためなのかなぁと何となく思っていたのですが、先日、理学療法士の資格をお持ちの生徒さんが「腹式呼吸が上手くできない女性は多いですよね」とおっしゃっていて、やっぱりか、と思いました。

男性の生徒さんは、自宅での練習がほぼゼロの方でも、みなさん低音はわりとしっかりと鳴らすことができておられますし、息が続かないという悩みをお持ちの方もほとんどいらっしゃいません。
でも、女性の場合は、ちょくちょく自宅練習されている方でも、息がすぐにしんどくなられる方がいらっしゃいます。
以前、東京の田中光栄先生が「どうも、女性にもともと呼吸の浅い人がいるのか、演奏中息が持たない方がいらっしゃる」というようなことをおっしゃっていて、確かに、と思ったことがありました。

ちなみに、低音については、腹式呼吸ができた方が息の量がキープしやすいですし、吹き吸いするときの口先の不要な力も抜けるので鳴らしやすいのではないかと考えています。(あくまで、私の推察)
また、男性の方が女性よりも体のつくりが大きいため(気管が太いなど)鳴らしやすいのではないかと思っているのですが、どうでしょう??

私の場合、ハーモニカ以外の楽器経験はなかったのですが、その前に声帯結節の治療で普段の呼吸を訓練して腹式呼吸に変えていたためか、それらの悩みを持つことはありませんでした。
当教室で悩みを克服された女性の生徒さん達にお話しを伺うと、みなさん練習量だったとおっしゃっています。
楽しみながらハーモニカを続けてこられ、お仕事などで練習できない時期があっても、時には発表会前にたくさん練習されることもあり、日々の積み重ねで気づけばそれらの悩みがなくなっていたようです。
男性の方はそれらの悩みがない場合が多いですが、練習不足の方は逆に高音が出にくい方が多いです。
推測ですが、練習不足のため口のまわりに不要な力が入ってしまい、口の中の広さが特に影響しやすい高音が鳴りにくくなるのではないかな?!と思っています。

男性と女性の呼吸の違い自体知らない人が多いのではないかと思うので、まだまだ研究が必要な分野かもしれませんが、男性も女性も正しいアプローチで楽しみながら続けていくことで上達できるということは言えると思います。
当ブログでも、腹式呼吸や練習方法について記していますので、そちらもあわせて参考にしていただければ幸いです。

注) レッスンに通われている方は、先生のご指導の下で練習に励んでください。独学の方におかれましても、あくまで参考とし、ご自身にあった方法で練習を進めてくださいますよう、お願いいたします。