ローリングは引くか押すか?!
クロマチックハーモニカの演奏では、穴番号を移動する際に「ローリング」と言われる、ハーモニカで弧を描くように動かす動作をすると思います。
(クロマチックハーモニカの基礎です。わからない場合はこちらをご参照ください。⇒「ハーモニカ講座#005 ハーモニカの動かし方 」)
この、ローリングをするときに、みなさんはどのようにイメージまたは動かしておられますでしょうか?!
以前こちらでも、利き腕を調べる方法ということで、右手だけ、左手だけでそれぞれ同じフレーズを演奏してみて(レバー操作の必要ないもの)、動かしやすい方を中心に動かすという方法を記したと思います。
私の場合、主に左手で、どちらかというと引くイメージ(ハーモニカを顔から遠ざける)で動かしていました。
しかし、4スタンス理論を楽器演奏に特化させて独自に研究されている方のお話しでは、タイプによっては、引くよりも押すイメージを持った方がパフォーマンスを発揮しやすい人もいるのではないか、とのことでした。
私には押すイメージの方がよいのではないかということでフォームの改善に取り組んでいますが、確かに押すイメージの方が体が楽に動く感じはしています。
ただ、16年間やってきたことと逆のことになるので、まだまだ慣れは必要のようです。
速いフレーズが上手くいかない、不要な力が入るという悩みをお持ちの方は、一度試してみられても良いかもしれません。
注) レッスンに通われている方は、先生のご指導の下で練習に励んでください。独学の方におかれましても、あくまで参考とし、ご自身にあった方法で練習を進めてくださいますよう、お願いいたします。