徒然草 第百五十段
先日来られた生徒さん、最近「徒然草」の現代語訳を読んでおられるらしいのですが、「先生がよくおっしゃっていることが書かれていますよ」とのこと。
お聞きしてみると、第百五十段にこれから芸を身につけようとする人へのアドバイスのようなことが書かれているそうで、調べてみると下記の様なことが書かれていました。
〜初心者は上達してから人前に立とうと考えがちだが、初心者のうちから上手な人に交じって人前に立った方がよい、失敗しても気にすることなく努力を続けていれば、我流に陥ることなく正しく芸が身につき、人間性も向上する。〜
マイペースに楽しみたい方や人前で演奏することが苦手な方には言わないのですが、そうでない方には「機会があれば早い内から人前で演奏するとよいですよ」とアドバイスさせていただいています。
もちろん、人それぞれ楽しみ方はいろいろなので、人前で演奏をしない楽しみ方もあってよいと思いますし、そういう方にも居心地の良い教室でありたいと思うのですが、人前での演奏が可能な方には是非チャレンジしていただきたいと思います。
私自身は、ハーモニカをはじめて半年のときにはじめて発表会に出ました。初の生バンドとの演奏で緊張して2コーラス目の出だしを一瞬見失いかけたのも、今となっては微笑ましい思い出です。
(あたふたしていたら、先生が袖から慌てて出てきてくださいました、、。)
お恥ずかしながら、実は最初の大学では史学専攻だったのですが、この話は知りませんでした。
なお、上記の解説はあくまで私の解釈ですし、実際はもう少し詳細に書かれています。書籍やインターネット(「徒然草 第百五十段」等で検索)で調べてみられることをおすすめします。
以上、生徒さんが教えてくださったので記事にしてみました。ありがとうございました。