それぞれの調での表現を考える
最近、音楽SNSの「nana」に復帰?!してちょくちょく音源を投稿し始めました。→私のユーザページ(nana)
私は主に、他のユーザさんが投稿されている伴奏にハーモニカでメロディを演奏させていただくという利用の仕方をするのですが、当然のことながらキー(調)がすでに決まっているので変更はできません。
持っている譜面と演奏されているキーが違うことがかなり多く、移調読みの練習にもなっていたりします。
ある楽曲を演奏しようとしたときのこと、キーが、ユーザさんの演奏ではD♭で、楽譜はCでした。
ということは、臨時記号がなければスライドレバーを押しっぱなしで演奏することが可能なのでとても楽になります。
そうすると、ファの音が替え指(ミ♯=2・6・10番吹きのレバー押し)になります。
もちろん替え指で演奏した方がよい場合もあると思うのですが、ミ♭(1・5・9番吸いのレバー押し)→ファの動きのとき(もしくはその逆)には、ファは替え指で吹きにするのではなく吸いっぱなしの方がレガートに聞こえると思います。
クロマチックハーモニカはキーによって吹き吸いレバリングがかなり変わってきますし、そのため限界のようなものもあるのかもしれませんが、このキーでこのメロディラインの動きだからこそできる表現というのもあるように思っています。
♯や♭が多いキーは演奏しづらいですが、最近はそれぞれのキーの持つ動き(吹き吸いレバリング)から出る味を生かした演奏ができるようにと思っています。