リバーブには、大きく分けて2つのタイプのものがあることはご存知でしょうか?

一つは、人工的に残響音をシミュレートした、いわゆる通常のリバーブ。
このタイプは、シミュレーションする空間をパラメータで変化させることによって、好みの効果を得るというものです。
たいていのDAWソフトには標準で付いていますし、一般的なエフェクターもこのタイプが多いと思うので、馴染みがあるのではないかと思います。

もう一つは、コンボリューションリバーブ(または、インパルスレスポンスリバーブ/IRリバーブ)と言い、実際のコンサートホールや教会などで収録されたリバーブ(残響)音を使用し、原音にミックスさせるというものらしいです。
(残響音を収録したときの元々の音は、その音の逆の位相の音を加えることで相殺して消し、リバーブ音のみを残すのだそうです。)
実際のリバーブ音を使うので、特に残響が長いとCPUへの負荷も大きくなりますが、通常のリバーブに比べ、より自然な効果を得ることができます。

基本的には後者の方が高価にはなりますが(ハードの機材は特に!)、どちらがよいということではなく、欲しい効果によって選んでいくものではないかと思います。
ちなみに、最近の私は、YouTubeなどに投稿する音源については後者を使うことが多くなってきました。

2つのタイプのリバーブを聴き比べていただく音源を用意しましたので、よろしければご試聴ください。
無伴奏でオリジナル曲「A・YU・MI」を演奏しました。
効果がわかりやすいよう、リバーブは深めに設定しています。また、画像をクリックすると拡大表示されますので、パラメータもご確認いただくことができます。
EQやコンプなど、他のエフェクトはかけていません。ハーモニカはファビュラスF-48Cを使用しました。


●リバーブなし


●通常のリバーブ(Cubaseのプラグイン「RoomWorksSE」)


●コンボリューションリバーブ(Cubaseのプラグイン「REVerence」)


●コンボリューションリバーブ(WAVES「IR-L Mono/Stereo」)

パラメータの設定は聴感上近いように設定したつもりですが、最良の設定は別にあるかもしれません(すみません!)。
パラメータの設定で効果はかなり変わりますので、お好みを見つけていただければと思います。
なお、「RoomWorksSE」はCubaseの下位モデルにも標準装備されていますが、「REVerence」はCubase Artist、Proのみになります。WAVES「IR-L Mono/Stereo」は別売りのプラグインエフェクトです。
ご参考までに!