アドバイスにアレンジを加えない

生徒さんのレッスンをしていて稀にあることなのですが、私が生徒さんにアドバイスさせていただいたことに対して、「先生がおっしゃった○○を、自分流に□□にしてやってみました」とおっしゃることがありました。
ーいや、私が言ったのは○○であって□□ではないし、□□にしてしまうとちょっとこちらの意図していることと離れてしまうんだけど…ーと思うことも。。
いちおう、こちらとしては自分自身はもちろんのこと、これまで接してきたたくさんの生徒さんとのやりとりの経験に基づいてお伝えしているのですが、それに対して自分流のアレンジをされてしまうと、本来のこちらの狙いと離れてしまうこともあります。

私自身は、ハーモニカを習う立場の時に先生からのアドバイスをすぐ自分流にアレンジして取り組んだことは一度もなかったと思います。
内容によりますが、1,2日取り組んだだけでは結果が出ない場合もあると思うので、結果を見据えて数ヶ月かけるつもりでじっくりと取り組んでみていただければと思います。
結果を確実に出しておられる生徒さんを見ていますと、目的をしっかり理解した上で、こちらのアドバイスをアレンジすることなく、まずはそのまま取り組んでおられる方が多いように感じます。

ただし、場合によってはその方に不向きなこともごく稀にあるかもしれません。冒頭の「自分流に□□にしてやってみました」とおっしゃる方は、ほとんどがアドバイスをした次のレッスンの時にはこの台詞をおっしゃっていますし、本来の目的もしっかりと理解できていないのではないかと感じることが多いです。
ある程度じっくりと取り組んで内容を咀嚼した上で判断なさってもよいかもしれません。

注) レッスンに通われている方は、先生のご指導の下で練習に励んでください。独学の方におかれましても、あくまで参考とし、ご自身にあった方法で練習を進めてくださいますよう、お願いいたします。