先日のファビュラスに関する記事は、予想以上に反響がありました。
ファビュラスはスズキ楽器製のクロマチック・ハーモニカで(画像)、12穴で定価16万5千円(税抜き)する高級機種の一つです。
Facebookにコメントをいただいたり、レッスンに来られた生徒さんからもご質問をいただいたりしました。
その中で少し気になったことがあったので、あくまで一個人の意見ではありますが記してみたいと思います。

それは、ファビュラスには手が届かないため同じメーカの別の楽器を選ぶということです。
ファビュラスと同社製のシリウスはかなり性格が似ていると思うのですが、それぞれをスタジオと自宅で使い分けている私としては、それらのキャラは少し違っていると思っています。
かなり個人的な意見ですが、シリウスはファビュラスと違ってやや渋めの音色で低音の鳴りが特徴なのに対し、ファビュラスは高音の伸びがすごくよく、これをシリウスに求めるのは少し難しい気がしています。
また、同社製のグレゴアシリーズの2機種については、独特の渋い音色が特徴だと思っています。当教室でも、ファビュラスからグレゴアのウッドモデルに乗り換えて後者を気に入って演奏されている方もおいでですし、ファビュラスの代わりにするにはキャラが違いすぎているように感じているのですがどうでしょう?!私も何人かの生徒さんの同機種を演奏させていただきましたが、吹き心地もかなり違います。

ファビュラスに限らず、クロマチック・ハーモニカの楽器選びは、あくまで音色の好みで選ばれるのがよいような気がします。
ファビュラスに近い機種はシリウスかと思いますが、近い価格帯で高音に艶や伸びが欲しい場合は、異論はあるかもしれませんが、ホーナー社製のスーパー64かもしれないと個人的には思っています。10年くらいスーパー64を愛用してきて、同機種は本当に優秀な楽器だと思っています。また、演奏者それぞれにいろんな表現をさせてくれる、器の大きさも感じています。
ただし、気密性の高さや作りの丁寧さ、大きく太い音色を求めるのであれば、スズキ楽器製がおすすめかなと思います。

当然のことですが、ファビュラスは高級機種ですので、3万円前後の機種にファビュラスと同じ様な音色、気密性、操作性を求めることは厳しいと思います。
ただ、どうしても手が届かない、もしくは、まだ手を出す勇気が持てないという方の参考になればと思い、記してみました。
個人的にはファビュラスは価格以上の価値は十分あると思っているので、音色が好みで重たい楽器でも大丈夫であれば、是非おすすめしたい機種ではあります。

なお、くり返しますが、あくまで一個人の意見なので、参考程度にとらえてくださいますようお願いいたします。