私が現在メインで使っている機種はスズキ楽器のファビュラスF-48C(12穴クロス配列モデル)なのですが、今月だけで3名の生徒さんが相次いで12穴のファビュラスを注文、購入されてとても驚いています。(うちお一人はストレート配列モデル)
ファビュラスは、スズキ楽器のクロマチック・ハーモニカでは最上級のモデルで、12穴モデルで定価16万5千円、16穴モデルは18万円する高級機種です。(いずれも、税抜き定価)
すでにお持ちの方がお一人いらっしゃるのですが、まさか1ヶ月でユーザが一気に4人になるとは思ってもいませんでした。

一般的なクロマチック・ハーモニカはだいたい3万円前後のものが多く、それらに比べるとかなり値が張るので、私自身はファビュラスを生徒さんにお勧めしたことは一度もありません。
ときどきご質問をいただくことはあるのですが、私が感じている長所と一緒に、他の機種に比べてとても重たいので、重たい楽器が苦手な方には不向きと言うこともちゃんと伝えています。
注文された3名の方がほとんど何の前触れもなく突然おっしゃってこられたことにはとても驚いているのですが、みなさんそれぞれ考え抜いた末に決断された様子はよく伝わってきました。

私が感じているファビュラスの良さは、気密性の高さと高音の伸び、そして、各音域の鳴りにムラがないことではないかと思っています。あと、長所かどうかはわかりませんが、プラスティックボディに比べて吹けば吹くほどに楽器が育っていく感じがよくわかるようにも思います。
3名の方に決断の理由をお聞きすると、みなさん高音の鳴りに期待しているとおっしゃっていました。

みなさんお仕事をされながらやりくりされている中で、10万円を超える高級機種を購入するのは勇気が必要だったと思います。(私も買うときはめちゃくちゃ悩みました)
ハーモニカの機種選びはあくまで音色の好みだと私は思っているので、やる気と価格が比例するとは思っていませんが、みなさんハーモニカへの思い入れが強いことは確かだと思います。
決断をされたみなさんには、長くファビュラスと共にハーモニカを楽しんでいただきたいし、私も責任を持って支援をさせていただきたいと思っています。