前回の記事「クロマチック・ハーモニカは手軽な楽器か?!その2」の続きです。
手軽であるかも?!の理由として、とりあえず3点あげて1と2について解説しました。

1.持ち運びが楽
2.初心者でも音を出しやすい
3.比較的気軽に買える価格

今回は、3について。
私が最初に手にした機種は、HOHNERのクロモニカ280でした。
16穴(4オクターブ+2音)のモデルで、現在(2017年1月)の価格は28,000円(税抜き)です。
その上位モデルが同社スーパー64シリーズのシルバー、ゴールド、エックスになるのですが、これらのモデルは国内のプロ奏者(主にジャズ、ポピュラー系)にも愛用されているモデルです。(クロモニカ280を愛用のプロ奏者もいるのかも。)
なお、エックス以外のモデルはクロモニカ280とボディ部分が全く同じです。要は、カバーの形状、色が違うだけなのです。(ゴールドはマウスピースも金色。)
なので、3万円ほどでプロ奏者が愛用している機種に限りなく近い楽器を持つことができるのです。
また、世界的におそらくいちばんポピュラーな機種は、同社クロモニカ270ではないかと思うのですが、こちらは木製なので修理がしにくい(回数に限りがある??)点もありますが、価格は21,000円とかなり手が届きやすいです。木製モデルならではの良さもあるので、愛用しているプロ奏者も多数いるのではないかと思います。

ただし、小学校の時に演奏したハーモニカをイメージしていると、それでも高価な印象はぬぐえないかもしれません。
しかしながら、クロマチック・ハーモニカは特別な奏法無しで半音階も出すことのできるハーモニカですし、最大で4オクターブ+2音という、大きさの割にとても広い音域を出すことができるので、そう考えると決して高くないのではないかなと思います。
(4オクターブというのは、音域は少し違うようですがヴァイオリンもほぼ同じくらいだそうです。)

クロマチック・ハーモニカは、プロ=高級機種というわけでは必ずしもなく、音色やスペックなどの好みで選んでいる場合が多いように思います。
ちなみに、現在の私はスズキ楽器のファビュラスF-48Cを愛用しています。定価で16万5千円の高級機種の部類ですが、講師の仕事をしているからというわけではなく完全に好みで、別の仕事をしていても間違いなく買っていると思います。

ここまでで、初心者でもプロ奏者と同じ楽器を手にすることができると言うことがおわかりいただけたと思いますが、同じ機種でも演奏する人によってその音色は大きく違ってきます。
もちろん、他の楽器も同じだとは思いますが、ハーモニカは吹き吸いで演奏する楽器なのでより顕著に出やすいようです。
以前、あるギター講師の方が、私と初心者の生徒さんとの音色の違いにかなり驚かれたようで「ハーモニカってキレイに鳴らすのは難しいんやね」とおっしゃっていました。
プロ奏者と同じ楽器を持つことは比較的容易ではあるのですが、同じような美しい音色を奏でるには、当然のことながら練習が必要になってきます。
でも、練習の成果はその音色となって現れますので、成長を楽しみながら長く楽しんでいくことができるのではないでしょうか。

これで3つの説明は終わりました。次は補足とまとめを書きたいと思います。まだ続くのか、という感じだとは思いますが、興味がおありの方はまたお付き合いください。
ありがとうございました。

※価格についてはすべて、2017年1月現在、税抜き価格を記載しています。