スケール練習のテンポ設定

3が日もあっという間に過ぎ、昨日から新年の通常レッスンがスタートしました。
お正月の練習はスケールなどの基礎を中心に進めていましたが、スケール練習のテンポ設定で思うことがあったので少し記したいと思います。

昔(スケール練習なるものをしはじめた10年以上前)は、12キーすべての目標テンポを一律にして、演奏しづらいキーに合わせて(つまり、ゆっくりめに設定して)いました。
しばらくそのようにして続けていたのですが、あるときからそれぞれのキーで限界の速さまで取り組むように練習方法を変えました。
それは、私自身がその当時、アドリブ(即興演奏)に役立てるための練習の一つとしてスケール練習に取り組もうという意識をしはじめたからでした。
だからといって、スケール練習をがんばればアドリブが吹けるようになるというわけではないと思います。
しかしながら、これはクロマチック・ハーモニカ特有のことなのかもしれないのですが、練習のテンポをF#やBなどに合わせていては、いつまで経ってもC、F、Bbといったキーでのアドリブに生かすことはできないのではないかと思うのです。
(もちろん、アドリブに関係なくとも、それぞれ限界のテンポにチャレンジしていくことは意義があることだと思います。)

これはあくまで私自身のことですので、読者のみなさんはご自身の目標にあった練習方法で取り組んでいただければと思います。参考にしていただければ幸いです。