上達のためにオフを取り入れる

最近の脳科学の研究で、ぼんやりしているときにも脳が働いているということがわかってきたそうです。
しかも、何か活動をしているときの20倍のエネルギーを使っているのだとか。
この状態を「デフォルト・モード・ネットワーク」と言い、脳内にインプットされた様々な情報を整理しているのだそうです。(パソコンで言うと最適化みたいなことなのでしょうか?!興味のある方はウェブなどで検索してみてください。情報が複数出てきます。)

私自身中学時代から長くソフトテニスを続けてきて、「1日練習を休んだら取り戻すのに3日かかる」とずっと言われてきて、ハーモニカも1日でも吹けない日があると落ち込んだものでした。
でも、練習で得た知識や技術をインプットしたら、今度はそれを整理する作業が必要なのだそうです。

たしかに、テニスやハーモニカでも、たくさん練習してもうまく行かなかったことが、1日休んで次の日にチャレンジしてみたらすんなりできた、という経験は何度かありました。
余分な力が抜けたからかなと思っていたのですが、もしかしたらそれだけではなくて、1日それらから離れることで脳内が整理されたということもあったのかもしれません。
そのことは知らなかったのですが、レッスンの時に生徒さんが難しいフレーズで苦戦されているときなどに、「煮詰まってしまうので、また時間をおいてチャレンジしてみてください」とはよく言っていました。

がっつりと3〜4日練習したあとは、あえて丸1日オフにしてみるというのも、意識的に取り入れてみてもよいかなぁと思ったりしています。
この機能が発見されてまだ日が浅いのか、どの程度練習して休むのが効果的なのかなど記している情報は少ないようです。
自分自身と相談しながら取り入れていきたいと思います。