どういう時に部分練習は必要か

pr1_p昨日、同時期に入会された生徒さんお二人のレッスンが午前と午後にそれぞれありました。
お二人とも、他の楽器のご経験や、独学で少しハーモニカを吹かれるなどされていたようで、入門テキストの進捗は早いほうです。
偶然にも同じ箇所をレッスンで演奏していただいており、テンポは模範音源と同じくらいの速さで吹いておられたのですが、お二人とも八分音符のクロマチック的なフレーズの箇所で音が濁ったり粒が揃わなかったりしました。

お二人には、上手く吹けてない場所がある場合は、その部分だけテンポを落として集中的に部分練習してもらうようにお伝えしました。
ポイントとしては、まず自分の音をよく聞くこと。
音がダブっていたり、わずかにでも濁っていたり、あと、粒が揃っていない場合も×です。
それでも、ご本人に自覚のない場合もあります。
ピンとこないときは、特に速いフレーズなどで、今自分自身が何番をどう(吹きor吸い、レバリング)しているのか確実に把握できているかで判断します。
(ただし、これは幼少時から音楽をされていたり耳コピから始められた上級者など、一部の方には当てはまらない場合もあります。)
もし把握ができていないな、ということであれば、把握できる速さまでテンポをぐんと落とします。
ほとんどの場合、的確に動くことができていない箇所が見つかると思うので、そこを集中的に修正していきます。
少しずつテンポを上げて(一度にあげてよいのは最高でも5まで)行くと、以前よりも粒をそろえて吹くことができるようになっているはずです。
よろしければ参考になさってみてください。

注) レッスンに通われている方は、先生のご指導の下で練習に励んでください。独学の方におかれましても、あくまで参考とし、ご自身にあった方法で練習を進めてくださいますよう、お願いいたします。