リードの長さとドの鳴らし方
すでにご存知の方も多いかもしれませんが、HOHNERとスズキ楽器のクロマチック・ハーモニカでは、4番と5番、8番と9番のリードの長さの仕様に違いがあるようです。
上はHOHNER CX-12、下はSUZUKI Fabulous F-48Cです。(クリックで拡大します)
それぞれ、4と5番、8と9番のリードの長さですが、HOHNERの方は長さが違うのに対して、スズキの方は同じ長さになっています。
この、4と5、8と9の吹きはそれぞれ同じドの音が出るので、長さは同じでもよいと思います。
自分でしかわからない範囲かもしれませんが、リードの長さが違うと、出る音のキャラクターが微妙に違ってくるのではないかと思います。
(そもそも、リード自体が違うだけで、ほんのわずかなピッチの違い、リードのこなれ具合も違うので出音は微妙に変わってきます。)
メイン機をファビュラスに変える前は、1フレーズ内での同じ高さのドの穴番号は1つに統一していたのですが、最近は長い音でなければ後の動きで判断することが多くなってきたように思います。
以前、ドの音を吹くとき(替え指を使わず)に4と5のどちらを吹くのかということを記事にしたことがありましたが(該当記事→「4番を吹くか5番を吹くか、それが問題だ?!」)、今回は少し違う観点で記してみました。
※各社全ての機種が当てはまるかどうかは確認していませんので、ご了承ください。また、あくまで個人的な感想ですので、参考程度に考えてください。よろしくお願いいたします。