新たな発見(シリウス、ファビュラス)
先日、徳永教室へレッスンを受けに行ってきました。だいたい1ヶ月に一度は行くようにしています。
ハーモニカはシリウスS-48S(12穴ストレート配列モデル)を持って行っていたのですが、11番吸いのベンドを鳴らすと、徳永先生から「(HOHNERの64シリーズなどに比べて)ピッチが下がりすぎるなぁ!」というご指摘をいただきました。
このベンドは他の音のそれとは違い、キュイーーン、とリードがひっくり返る?!のが特徴です。なので、通常のベンドとは違い、ピッチのコントロールができず、かかるかかからないか二択の世界です。
64シリーズなどでのこのベンドをかけると約半音下がりますが、シリウスでは約1音下がります。
楽曲のキーによるのかもしれませんが、ブルーノートのソ#が出ることがポイントの様ですが、一音下がるとソになってしまい、悪くはないのですが格好良さには若干欠けてしまうのです。
帰宅後ファビュラスでも試しましたが、ほぼ同様の結果でした。気密性の高さ故のことなのでしょうか?!
あと、以前このブログでも少し触れたことがあったと思うのですが、シリウスやファビュラスは64シリーズなどに比べると、少し喉のタンギング(喉でウと発声するときのような方法で音を切ること、詳しくは徳永先生の著書にて)の切れ方が甘く感じていて気になっていたのですが、徳永先生にも私のシリウスを試していただいたところ、64シリーズに比べてシリウスの方が残響音が残るため、切れ方が甘いように聞こえてしまうのではないかとのことでした。
ファビュラスも、私の感覚ではシリウスに近いように感じています。
残響音が残ること自体は決して悪いことではないのですが(むしろ、音色的にはプラス要素??)、今まで64シリーズに慣れていた私にとっては戸惑う部分でもあります。
ファビュラスをメイン機にしてから1年以上経ちますが、新しい発見はまだありました。
どうしても64との日々が圧倒的に長いため、比較と言いますか引き算的に考えてしまう部分はあるのですが、ファビュラスやシリウスには独特のシルキーな感触(特に、前者はベルベットのような、、)は他にはないものかなと思います。
どの機種も、それぞれ特徴と魅力があり、本当に奥が深いと思います。