大きい音も小さい音も、いずれもしっかり腹筋(表面より体幹の方)で支えて太い音を出すのは難しいことだと思います。
新しく入会された生徒さんを見ていると、大きい音が苦手な方と、小さい音が苦手な方にわかれてくることが多いように感じています。
前者の方は小柄な女性などに多いタイプで、ご本人はがんばっておられるのにか細く小さな音しか出ません。後者の方は大柄の男性に多いタイプで 、小さな音を出してもらうように伝えても息の量のコントロールができないようで終始うるさい感じの大きな音になってしまいます。
(あくまで、当教室での傾向と私個人が勝手に感じていることですが、、)

いずれの場合も、吹き吸いをお腹(体幹)で支えることができていないのではないかと思います。
講師をさせていただく直前に、勉強のためT先生の教室を見学させていただいていた時期があるのですが、このとき初心者の男性の生徒さんに対して、先生が小さく太い音を出すようにと丁寧に指導されていたのが印象的でした。
7月に女性の生徒さん3人とともに田中光栄先生の教室へ伺った際、大きな音を出すことのできない方に対して、1番吹き吸いでお腹をしっかり使って吹き吸いをする練習方法を教えてくださいました。
手順とポイントは下記の通りです。

・1番吹き吸い(4オクターブの場合は右側の方)を自分のテンポで、小さい音から徐々に大きく鳴らしていく。

・最大音量でしばらく吹き吸いをし続ける。このとき、体をほぐすような感じで行うとよい。

・吹き吸いを同じ音量で行う。特に吸いが小さくなりやすいので注意。

・ピッチや音色(おんしょく)が変わらないよう、特に吸いに気をつける。 

京都に帰ってきてから、特に大きな音を出しにくい方に試していますが、これを実行するとお腹で吹き吸いできていることがご本人も実感しやすく効果が出ています。
口からお腹までズドーンと一直線に息が出入りするような感じがつかめるとよいかと思います。
よろしければお試しください。

注) レッスンに通われている方は、先生のご指導の下で練習に励んでください。独学の方におかれましても、あくまで参考とし、ご自身にあった方法で練習を進めてくださいますよう、お願いいたします。