フレーズ集は百科事典
7月に田中光栄先生のところへ伺ったとき、よく巷で売られているフレーズ集(ジャズなどアドリブ用のフレーズ例がたくさん載っている本のこと)の使い方について質問させていただきました。
と言うのも、アドリブ初心者~中級者の方には思い当たる節があると思うのですが、フレーズ集のフレーズって本番になるとなかなか出てこないと思いませんか?
光栄先生にこの質問をさせていただくと、「フレーズ集は百科事典だと思った方がいい」とのことで、まさに名言だなと思いました。
それよりも、1つのモチーフ(簡単なフレーズ)を発展させていく練習をした方がよいとのことでした。
自動伴奏できるアプリやソフトなどで、例えばDm7-G7-C-Cといったコード進行をループさせておいて、一つのモチーフからリズムを変えたり、経過音を入れたり等などして発展させていく練習をした方がよいということで、実際に演奏してくださいました。
私は、アドリブを囓ったことのある人にはよくありがちな、フレーズ集にお金を使ってきたタイプでしたが、百科事典という有効な使い方があると知り救われた(?!)気持ちになりました。私にとってはまさに名言でした。
この記事を読んで、救われた気持ちになった方が一人でもいらっしゃったら幸いです。