静岡県浜松市にあるスズキ楽器さんの本社へ、工場見学に行ってきました。
生徒さんとご家族、ご友人、そして私と娘を含めて総勢14名の参加でした。
もともとOBの生徒さんからご提案いただいたのがきっかけで5,6名集まればよいかなと思っていたのですが、予想以上の反響で、遠方のため断念された方も何人かいらっしゃったのですが、それでも14名のにぎやかな工場見学となりました。

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(つづき)

13時前、スズキ楽器本社に到着。
工場見学は、広報担当の方が案内をしてくださいました。普段は地元の小学生がほとんどで大人向けの説明をする機会はないとのことでしたが、「ほとんどがクロマチック愛好家なので、、」と伝えると、愛好家向けの内容で上手く説明をしてくださいました。
撮影は、機械のアップはNG、引き気味で撮ればOKとのことで、いくつか撮らせていただいています。それぞれ、クリックすると拡大します。

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まずは、ハーモニカのカバーなどを作るプレス機から。用途ごとに大小いくつもあり、型取り、成型を行っているようです。大きな機械は主に型を打ち抜くためのもので、小さいものは打ち抜いたパーツをカバーの形状に曲げるためのもののようでした。
また、近くに寄ることができなかったのですが、壁沿いに棚があり、そこには主にハーモニカのたくさんの機種の金型が所狭しと置かれていました。金型を作るのはとてもコストがかかるのだそうです。そういう意味でも、新商品の開発は容易ではないようです。

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次の画像は、リードを作り、リードプレートにつける作業をするブース。
板状になったリードの素材(リン青銅)を職人さんの手でさらに薄くしてから(微妙な加減が必要で機械ではできないそう)、機械でそれぞれリードの形に型で抜いていくようです。
それらを約300枚くらいの単位で専用の箱に入れて、リードプレートに取り付ける順に並べて機械に通すと、リードがついた状態のリードプレートができあがり。

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次は2階に移動して、鍵盤ハーモニカ用の自動チューニングマシン(勝手に命名)を見学。
機械から空気が出て音が鳴り、電動やすりが横から出てきて、ピッチにあわせてリードの先端(もしくは根元)を削るという仕組みでした。
根元をたくさん削ると劣化しやすいため、基本的には先端を削って調整(ピッチを上げる)できるようにしてあるそうです。
ハーモニカは1台1台人の手でチューニングしているそうで、この機械の隣の部屋にはいくつかの防音室があり、その中で職人さんがチューニングをされているようでした。

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チューニングの部屋と同じフロアに、主に組み立てのブースがありました。この部屋はかなり広く、ハーモニカ、鍵盤ハーモニカ、電子オルガンの組み立てをされているようでした。
ハーモニカの組み立ては、ちょうどグレゴアとシリウスをされていました。職人さんが1台1台組み立てておられました。
そこで、去年のんさんと伺ったときに話をさせていただいた社員の方と、約1年ぶりにお会いすることもできました。
また、今回見学できなかったのですが、マウスピースに磨きをかける作業を職人さんが1本ずつされている部屋もありました。

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工場見学の後は、応接室で試奏会&質問タイム。
クロマチックの全機種と、マイク、アンプが自由に試奏でき、開発担当のIさんに質問をすることもできました。
マニアックな質問が1時間以上にわたって続いたでしょうか、かなり興味深い内容の話をお聞きすることができました。いくつかこちらの方でも取り上げたいと思います。


電車の都合で途中で帰られた方もおいででしたが、最後は本社社屋前で記念撮影。
参加された方からは、「日本の物作りの底力を見た気がした」「ハーモニカ好きの職人さんの熱い思いが伝わってきた」「今まで以上に大切に吹きたいと思った」「1台買いたくなった」 などの感想が寄せられました。
スズキ楽器さんではパーツなどもほとんど自社生産されているそうで、1台のハーモニカができるまでの行程を見学することが出来、たいへん貴重な体験をすることができたと思います。
スズキ楽器のYさん、Iさんをはじめ社員のみなさん、ご参加くださった生徒さんとご家族ご友人のみなさん、本当にありがとうございました。