テニス部存続決定!!

先日、7月までの期間限定で地元小学校のソフトテニス部コーチをすることになったとこちらにも記したばかりでしたが、さっそく8月以降の続投が決まりました。
現任のNさんの足の状況がよくないことと、担当の先生が産休に入られるということで8月以降の休部が決まっていましたが、新しいコーチが来たのだから続けてはどうかという声があがったのだそうです。
一昨日の練習後、校長先生より直接ご依頼いただきました。
校長先生とじっくりお話しさせていただく機会はそうそうないので、こちらがこの1週間考えていたことをほぼすべてお伝えしました。
まず、8月からの新規募集については3年生ではなく4年生からにしてもらうこと。
そして、今は体力作りをほとんどしておらず、今後校庭を2~3周ランニングすることを検討しているので、親御さんにもご理解いただいた上で入部して欲しいこと。
それから、ただ楽をするだけのテニスではなく、厳しさの中から楽しさを見つけて欲しいので、そのへんもご理解いただいた上での入部をお願いしたいと伝えました。

「楽(らく)」と「楽しい」は同じ漢字ですが、決してイコールというわけではないように思います。教える側としては、このバランスを見極めることが必要になってきます。
これは、ギターM氏がおっしゃっていたことで、私も全く同感。
本当の楽しさや充実感、喜びを得るには、練習でしっかり基礎を身につけることはもちろん、ある程度厳しい体力作り(小学生なのでほどほどではありますが…)をして、スポーツをする上でのマナーも身につける必要が出てくると思います。
私が目指すところは、中学でもテニスを続ける子には、さらにレベルアップできるよう基礎をしっかり身につけて卒業してもらうこと。テニス以外の運動部や吹奏楽部に入る場合でも、脱落しない基礎体力と精神力、そして部内でのマナーや挨拶を身につけてもらうこと。そして、いちばん大事に思っていることは、ここで頑張ったということが自信につながり、何事においても努力できる人になってほしい、また、子どもたちが困難に遭遇したときの心の支えになってほしいということです。
校長先生は終始メモを取りながら私の話を熱心に聞いてくださり、深い理解を示してくださいました。苦情が来ない程度に厳しくしますとも伝えましたが、OKをもらいました。8月以降は別の先生に練習に加わっていただくこともお約束くださり、安心しました。本当に、ありがとうございます。

これで、現任のNさんが30年以上にわたって全くのボランティアで尽力されていたテニス部を、なんとか続けることができそうです。歴史ある部ですし、大切な子どもたちをお預かりするのでその責任はとても重いですが、まず私自身が楽しみながら、子どもたちからたくさんのことを学ばせてもらいつつテニスの楽しさを伝えていきたいです。そして、これをハーモニカのレッスンにも生かしたいです。

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ところで、余談ですが、校長室に呼ばれるって、やましいことは全くないのになぜか緊張してしまうものですね。緊張している自分自身にちょっと笑えました、、。