今日レッスンを受講された○さん、課題曲の最後の音の表現がうまくできないとおっしゃっていました。
曲の最後の「ド」 の音(8番吸いレバー)が、ご本人の表現をお借りすると”「ピー」という風に一本調子になってしまう”とのことでした。
ビブラートを練習した方がよいか悩んでおられたようですが、これまでビブラートはほとんど使わず演奏されており、本番がすぐであることも考慮すると、慣れているノンビブラートでも十分よい演奏はできるのではないかと感じました。
肩の力を抜いて、脱力してフェイドアウトをかけるようなイメージで最後の「ド」を鳴らしていただきました。
すると、
  ドーーーーー「(間をあけず)これでいいですか?!」

文章で表現しにくいのですが、音が消えたすぐ後に話しをされ、これを何度も繰り返しておられました。
音自体は、もともと基礎のできておられる方なのでとてもきれいでしたが、音が消えた後の余韻のようなものを感じられるとよいように思いました。
音が消えても、数秒間鳴っていない音を感じてもらうようにアドバイスさせていただきました。
発表会や愛好家のイベントでも、ご自身の演奏が終わると伴奏がまだ鳴っていても演奏から離れてしまわれる方が多くみられるのですが、自身の音が鳴っていないところにも音楽を感じていただけるとよいのではないかと思います。
○さんにもその話をさせていただくと、ご本人も納得するくらい、ノンビブラートでうつくしい終わり方になりました。 
よろしければ参考になさってください。

注) レッスンに通われている方は、先生のご指導の下で練習に励んでください。独学の方におかれましても、あくまで参考とし、ご自身にあった方法で練習を進めてくださいますよう、お願いいたします。