IMG_0579HOHNERのクロモニカ280を使っておられる生徒の○さんが、高音部が息漏れしているように感じるとおっしゃっていました。
マウスピースのネジなどは適切にしめておられるようですが、息の1割くらいが口角からではなく楽器の内部で漏れてしまっているように感じるそうです。
楽器それぞれに気密性は微妙に違い、吹いたり吸ったりした息が100%リードを振るわせるわけではないと思います。それが、”遊び”ということになり、以前記したことがあるかと思いますが、この「遊び」でいろんな表現をすることもできると思います。

ここ10年くらいでしょうか?!、日本に入ってくるHOHNERのクロマチック・ハーモニカの気密性は全体的に上がっていると思います。
でも、気密性の高さで比べると、スズキのファビュラスやシリウスなどの方が、若干の個体差はあるかもしれませんが上なのではないかと思います。(でも、スズキの楽器は基本的に個体差が少ないと私は感じています。)
私は、口の中での微妙な調整を余すことなくリードに伝えたいので、気密性は高い方が好きです。
ただ、これも好みの問題で、よほど鳴りの悪い粗悪品は別として(現在新品で売られている大手メーカには、一部機種を除きほとんどないと思います)、そこそこ問題なく鳴るものに関しては、遊びのあるものを好まれるかたもいらっしゃると思いますし、聴く立場の場合はそこから生み出される表現も好きです。
(何年か前の話ですが、T先生も少し遊びがある方が好きとおっしゃっていたのをお聞きしました。)

生徒の○さんにこれらの説明をさせていただくと、納得されたようでした。「奥が深い!」ともおっしゃっていました。
実は、7月に当教室ではスズキ楽器工場見学ツアーというのを計画しており、○さんも参加される予定です。
スズキ楽器さんにお願いして試奏会も同時開催していただくので、このときにいろんな機種に触れていただくと、今お持ちの楽器との違いなども感じることができるのではないかと思います。
私自身はハーモニカ歴数年の間に何本もハーモニカを購入したので、ある程度機種(といってもHOHNERがほとんどでしたが)の違いや個体差を体で感じることができました。
しかし、1本でがんばっておられる方は他と比べるチャンスがなく、このような疑問が出てくるのも無理はありません。
2機種だけですがスタジオに試奏楽器も置いているので、試していただいてもよいかもしれません。

ご注意あくまで個人の意見ですので参考程度とし、購入を検討されている方はご自身で判断いただきますようお願い申し上げます。