私も悩み中、、

先日、少し前からDAWソフトで自宅録音にチャレンジされている方からご質問いただいたことがあるので、記してみたいと思います。
ハーモニカを録音したときに大きな音で録ることができず、ミックスしようとするとカラオケの音に埋もれてしまうので悩んでおられるとのことでした。
この件については、実は私自身もまだ少し悩んでいることではあるのですが、わかる範囲で記してみたいと思います。

※以下は、現段階での私の個人的な見解ですので、他の方法、ご意見もあるかと思います。参考にしてくださる方は、ご自身の耳で確認しながら行ってくださいますようお願いいたします。

まず、録音するときは音が割れない範囲内でできるだけ大きく録るというのが基本になるかと思います。
盛り上がったときのいちばん大きな音を想定して鳴らしてみて、ピーク(クリップ)にならないギリギリ上までインプット(入力)レベルを上げます。(機材やDAWソフトにもよりますが、ピークを越えると赤いランプが点灯するなどして知らせてくれます。)
このとき大きな音で確認したつもりでも、録音中に気分がノッてきて想定以上に大きな音を出してピークを越えてしまうこともあるので、その辺も考慮に入れて確認してください。(ピークを越えたときに入ってしまう音は後で消すことができません。)
上記のように録音しても、オーディオインターフェイスやマイクなどの環境上思ったように大きな音で録ることができなかったり、もしくはそれ以上にカラオケの音量が大きかったりすることもあるかと思います。
その場合は、DAWソフトでハーモニカとは別のトラックに読み込んでおいたカラオケの方の音量をフェダーで少し下げてやるか、EQでハーモニカとかぶりそうな音域をほんの少し小さくするなどします。(両方を再生させながら微調整していきます。)
難しければ前者の対応でよいかと思います。フェダーは基本的にはデフォルトの位置よりも下げる方に使っても、あまり上げる方には使わないように思います。
あと、現段階で私がいろいろ試してきたところ、コンプレッサーやEQ、マキシマイザーでも音量を上げることはできますが、ハーモニカの音色にも影響してきてしまうので、最近は最小限に留めるか使わないようにしています。(EQは出過ぎる帯域を削るのみ使用することがほとんど。)
音色、音質を変えない上手な設定があったら教えて欲しいですが(切実)、もしあったとしてもかなり上級技なのかなと思ったりしますがどうでしょう??

前回の録音ではじめて有料プラグインのマキシマイザー(音圧を上げるエフェクト)を導入してみました。
このエフェクトをかける前にカラオケとハーモニカのバランスを調整しておいて(主に、カラオケの音量を下げる)、ミックスの最終段階でマキシマイザーをかけて全体の音圧を上げます。
今までの中ではいちばんハーモニカの音色が損なわれなかったようにも思うのですが(厳密に言うと、その後動画を付けてYouTubeに投稿する段階でも変化してしまいます、、)、まだ納得はしていないので、これから地道にいろいろ試していきたいと思っています。