SHURE 58BATA とSM58

IMG_0906先日、ハーモニカ友ののんさんと一緒に、広めのスタジオでいくつかのマイクを試奏しました。
私はもともと付き添いのつもりでしたが、SHUREの58BATA とSM58を比べることができてたいへん興味深い結果となりました。(きっかけをくださったのんさんに感謝!)

最近は、高音の伸びがよいということで58BATAをメインで使っていたのですが、SM58の方がやさしいといいますか、暖かみのある音がするように感じました。
メイン機種をSUZUKIのファビュラスに変えているので、そもそも高音の伸びはとてもよく、今ならSM58で十分なのではないかという気がしてきました。
これら2機種のマイクはいずれも「58」とネーミングされていますが、そのキャラクターはかなり違うということもよくわかりました。
今月発売の月刊誌「SOUND DESIGNER」でも、この2機種が別のカテゴリに分けられており、ほぼ感じたとおりの記載でした。
そして、長年SM58の音色に馴染んできていた私にとっては、とても懐かしい、私が思うクロマチックらしい音色という感じでもありました。

ただ、テンポの速い曲や、より迫力の欲しい場合は58BATAの方が映える場合もあるかもしれません。
また、ハーモニカの機種やアンプなど機材との相性、マイクワークが不十分だったり高音を響かせることが難しい生徒さんなどは、58BATAを選んだ方がレッスンでの録音はキレイに録ることができるのではないかと思っています。
58BATAをスタジオに移したので、これからいろいろ試していきたいです。
私はメインをSM58に変更し、曲や会場に合わせてその都度選択していくことになろうかと思います。
次の録音も計画しているので、そのときは両方で録ってみて判断したいと思います。