以前、「聴き比べ♪」という記事で、チューニングの違いについて記したことがあったかと思いますが、このときに使用した波形分析、編集ソフトを紹介したいと思います。 

Melodyne Assistant

左の「Melodyne」というソフトですが、MIDIデータのように波形データを編集でき、発音のタイミングやピッチ調整を行うことができます。

平均チューニングの解析や一音一音のピッチも表示できるので、低音などのピッチが安定しない方、ベンドをかけているつもりだけれどもほとんどかかっていない方など、スタジオにも導入して時々レッスンで使っています。
 耳で聴くとこちらではだいたい判断できるので口頭でもお伝えはするのですが、下記のような画面(クリックで拡大)を実際に見ていただいた方がより分かり易く、ご自身で直そうという気持ちが強くなられるようです。
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個々の音のピッチを確認するには、該当の波形をクリックすると、予め設定しておいた基準ピッチ(442Hzなど)に対して何セント上下しているかというのが表示される仕組みです。
低音や吸い音に問題をかかえておられる方の場合は、それらの音だけマイナス表示されるのでよくわかります。 
また、主にロングトーンのピッチや息の量が安定しない場合も波形にはっきりと現れるので、客観的に確認していただきやすいです。
耳で聴くとわかることではあるのですが、目で見るとよくわかり、自宅練習の取り組み方に変化が現れるという利点があります。

他にも、ピッチの違う楽器を持っているが違和感はないか(HOHNER社製をいつも使っているが、最近スズキ楽器製のものを購入したなど) といったことなど、耳だけでなく機械的に分析してみたい場合などにもあると便利かと思います。(実際、ファビュラスを購入された愛好家さんの波形を分析させていただき、無事に問題を解決することができました。)

2万円ちょっとするソフトなのでそれだけのために購入するのは厳しいと思うのですが、現役受講生のみなさんはレッスン時にスタジオで試していただくことができますのでお気軽にお声かけください。 
また、どちらかというと波形編集がメインのソフトですので、ディープに自宅録音をされる方(特にヴォーカルの方)は持っておいても損はないかと思います。