続・子ども向け、舌根の力みを取るトレーニング

音色がかたい、とお悩みの生徒さんに、少し前に記した「子ども向け、舌根の力みを取るトレーニング」の話をさせてもらいました。
このトレーニングは、舌をだらんと前に出してタブレットタイプのお菓子などを舌に乗せてキープするというもの。

ちょうど、スタジオにタブレットタイプのものがあったので、生徒さんのご了承をいただいて舌に乗せていただきました。
私も一緒に試しましたが、脱力状態で落とさずキープすることができました。
生徒さんは脱力しようとしてもどうしても力んでしまうようで、キープを試みると舌がぷるぷると動いてしまいます。
娘も同じ現象がありました。娘の場合は、それをやめようとすると今度は肩が力んで持ち上がっていましたが、生徒さんには肩の力みはみられませんでした。

あくまで子ども向けとして教えていただいた内容なので、大人のハーモニカへの効果は不明であることは以前の記事にも記した通りです。
ただ、私は比較的容易に舌の脱力とキープができましたが、生徒さんにとっては難しかったことと、ご本人もハーモニカを吹くときとお菓子を舌に乗せたときに共通する舌の力みを実感されていたようなので、まったく無関係ともいえないのでは??とも思います。

前回の記事を書いた後にもう一度子どもを連れて言語聴覚士さんのもとを訪れたのですが、練習の成果が少し出てきているとのことでした。そのときの情報を下記にまとめておきます。

・前回の記事に記したピンキーは最近売られていないので、コンビニやスーパーの駄菓子コーナーなどによく置いているコーラの缶を模した30円くらいのラムネがよい。
・舌は平らにするが、舌の両サイドは脱力状態であれば少し湾曲していてもよい。(そういえば、ハーモニカを吹くときも少し湾曲させていると思います。)
・舌を上記の状態で前に出してお菓子を乗せ、その状態をキープしながらそーっと舌を口の中へ引いてキープする。

前の記事「子ども向け、舌根の力みを取るトレーニング」とあわせて参考にしていただければと思います。
これについてはまだまだ研究が必要ですので、舌の力みの有無に関わらず協力していただける方はレッスン時にお知らせいただければと思います。
よろしくお願いします。