「タコの口」は作っておくもの!
※この記事の内容は、「パッカー奏法(1つの穴を狙い撃ちで咥える)」を前提に記しています。
ここしばらく、新規入会の方が何名か続けて入られているので、メソッドの最初から説明させていただく機会が増えています。
最初単音の出にくい方がときどきいらっしゃるのですが、その方々を見ていると、マウスピースを「ハフッ」というように唇でマウスピースを迎えにいくように咥えようとされている場合が複数ありました。
T先生のメソッドに書いてある「タコの口」というのは、ペロッと唇表面と内側の際のあたりを瞬時になめた後にしっかり作り、そこへマウスピースを軽く押し当てるような感覚だと思います。
それに気づいてすぐにお伝えしたところ、お二人のうち一人はその場で完全な単音に、もう一人は濁りが大幅改善してもう少し口角を絞ることに慣れることができたら完全な単音になりそうでした。
あと、上唇と下唇をタコの様にめくり上がらせることが足りずに移動のときに唇が引きつり、それが音の濁りにつながっておられる方もときどきいらっしゃいます。
口角をキュッと絞り、上下の唇は内側から突き出してめくり上がらせることがポイントです。咥える直前と、合間にペロっと入れることもお忘れなく!
注意!!)
上記内容は、私の生徒さんへのレッスン経験と事例に基づいて記しておりますが、人それぞれの状況により当てはまらない場合もごく稀にあるかもしれません。あくまで私個人の意見ですので、教室に通われている方は先生のご指導のもと練習に励んでください。独学の方はご自身で判断の上、練習は無理のないようにお願いします。