自己決定の原則
社会福祉サービスを提供するときに大切なこととして、「自己決定の原則」というのがあります。
これは、利用者さんご自身の人格を尊重し、自らの問題は自らが判断 して決定し ていく自由があるという理念に基づいたもので、自分で選択して決めることにより自信とそれに対して積極的に取り組む姿勢が生まれるということです。
(専門家ではない私個人の解釈ですので、勉強中の方や興味をお持ちの方は専門書等をご確認くださいますようお願いいたします。)
福祉サービスではないですが、これは私が普段のレッスンにおいて大切にするように心がけていることです。
初心者の方には、難解な情報を提供してしまってかえって混乱されることのないよう、時期をみてなるべくわかりやすい言葉で説明するようにするのはなかなか難しいと感じることもあります。
考えうる選択肢と、選んだときのメリットとデメリット、その生徒さんが目指しておられることを踏まえながらできる限り丁寧に説明し、場合によってはある程度オススメの方向性を示したうえで最後はご本人に決めていただきます。
(具体的な内容は、超基本的なことから将来のことまで多岐にわたります。最近あったのは、課題曲のアレンジが2種類、易しいものとかなり難しいものとがあり、その方へのオススメは易しい方だったのですが、上記のように説明させていただいた後ご自身で決めていただきました。)
ハーモニカ自体の練習も然りですが、講師としても「日々是精進なり」といったところでしょうか。