長くハーモニカを続けていると、ときには壁にあたってしまったり、初心を忘れて楽しむことができなくなってしまうこともあると思います。
以下は、ある生徒さんにお送りしたメールです。
他にも同じような気持ちの方がおいでなのではないかと思い、転載しておきます。

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(前略)
発表会なども、大きなミスなくステージで吹ききることは簡単そうでとても難しいことです。私は過去に、緊張して完全に止まってしまったことが何度かあります。
音楽は人との競争ではないので、たとえ練習が週1回あるかなしかだったとしても、続けてさえいれば少しずつでも成長はするものです。子どものころと違い、できなかったことができるようになってよろこぶという体験がほとんどといってなくなってしまいますが、大人になってからの趣味はそれを可能にしてくれ、たとえゆっくりであったとしても、自分自身に喜びと自信を与えてくれるものだと思います。私自身は、そのときそのときを楽しんでいた感じでした。○○さんも、よくここまでがんばって続けてくださって上達もされていますので、もっと今を楽しまれてもいいように思います。
私には音楽の特別な才能はないと思います。幼少時の環境にもまったく恵まれませんでした。子どものころから親が音楽をさせてくれる家庭に生まれたかったし、そんな人たちをうらやましく思う気持ちもありますが、その代わり彼らは私が遊んでいたときに、遊びたい気持ちをがまんしてがんばっていたと思うと、今は尊敬の気持ちのほうがはるかに大きいです。
大人になってから音楽を始めることのよさは、自分の成長をより感じることができること。あまり時間がとれず、それがゆっくりであったとしても、さっきまでできなかったことが少しできるようになった、そんな些細なよろこびが感じられることです。
(後略)


ご返答ありがとうございます。続けていたら、たまにはぼやきたくなることだって、人間ですからあると思います。誰にでもあることですので、どうかお気になさらず(笑)。
私も、自分の出来なさぶりにイライラすることもしょっちゅうあります。でも、たまにうまくいくと(苦笑)やっぱりうれしいですし、ハーモニカがとても好きなので、この仕事をさせていただけていることに感謝し、まだまだですが楽しんでやっています。
(後略)

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○○さんからお返事は、元気がでた、初心にかえり楽しみながら続けていきたいという主旨の内容でした。
この、○○さんと同じ心境の方が読者の方の中にもいらしたら、と思い転載してみました。
これからも、ご自身のペースで楽しみながら続けていただければ幸いです。